慈チベット愛

チベットが好きすぎるけどチベットを知らなすぎる

チベット語しかやりたくない人が一年間で何を為したのか2020

インドに来て二度目の冬。今年は去年より寒くなくて、今年は去年より静か。 今年はだれにとっても特別な一年になっただろう。 私にとっては瞑想のように本質的で、課題志向的で、穏やかな年になった。 ブログを始めたころから振り返ると 富士山で目標実現に…

チベット語チャンネル始めたよ

インドに留学して7か月が経過した。 このブログは留学以降、更新していなかった。 滞在しているトサムリン尼僧院 近況として報告できること ここ2か月は冬期休暇のため、ダルダルの日々を送っている。 ゆるい個人授業を受けたり、 おなかがゆるくなりすぎ…

インド学生ビザを手に入れるまで

引用:hindustan times インドはヒマチャルプラデーシュ州のダラムサラにて、チベット語留学を一年間することになった。 ダラムサラはチベット亡命社会の中心地だ。 留学なんかしたことないし、わからないことばかり。 中でも面倒だったのがビザ申請。 先日…

引きこもりがスマホ買ったらチベットで夢を見つけた話

古いガラケーを見つけた。 電源を付けてみたら、一年も充電してなかったのに普通に起動したから焦って切った。 なぜか縁に漆を塗っている ガラケー(かんたんケータイ)を死守していたわたし(平成生まれ)はちょうど一年前にスマホに変えた。 そこから起こ…

チベット旅行記 9 才色兼備・チベットガールが抱える4つの事情

ポタラ宮から見える空 たっぷり見て回ったからお腹が空いた。 ひとまず腹ごしらえだ。 チベットのネパール料理 チベットのファッション チベットの若者の抱える問題 賃金が安い 仕事のチャンスがない 親からの重圧 教育の質が悪い チベットガールは、めげな…

チベット旅行記 8 ポタラ宮前に延々と続く階段を攻略せよ

ポタラ宮は近くて遠い この日も多くの参拝者と観光客であふれていた。 ポタラ宮は近くて遠い ポタラ宮の内部へ チベット人の口は重い ポタラ宮の見どころ ポタラ宮の広場 ポタラ宮、見えたはいいが、たどり着くまでがわりと長い。 大きいのでもうすぐだと錯…

チベット旅行記 7 ポタラ宮も霞む美女と出会う

ヤクホテルにて一泊。ランクはそこまで高くないと思うけど、いいホテル。 高山病も出る気配がないし、調子に乗ってシャワーを浴びる。 前日も鉄道で車中泊で洗えてないから、シャワーくらい浴びたくなる。 さて寝るかーと思ったらなんだか脚がだるい。 まあ…

Googleアナリティクスを使うならプライバシーポリシーを明記する!(自戒)

朝起きてニュースをざっと見ていると 兵庫県警がやらかしたようだ。 アーラマァなんて調子で見てると どうやら 「Googleアナリティクスを使ってて、それを閲覧してる人に言ってなかった」 ということが問題になってる。 ↓ 詳しくはこういうことです ↓ togett…

ネパール人「日本人って英語下手やんな」

「中国人?」 「日本人です」 「日本人英語下手やのにあんた英語しゃべれるんやね」 ネパール旅行中、この会話はテンプレートかっていうくらい繰り返し言われた。 ネパールで「お金」の次に多かった話題が「英語」。 単なる固定観念じゃない。 話し手は外国…

自力本願寺をweb上に建設する(構想中)

これからはネットの時代、と言われて何年くらいが経ったかな。 わたしたちの生活に確実に入り込み続けている。 あんまり馴染むものだから、気付けばただ”利用”しているだけ。 もっと知ってこ~! 活用してこ~! ということでITっていうの??よくわらない…

チベット旅 6 ラサのいちおし、バルコルで心も体も回る、回る。

ブログが書けない。 書きたいことはいろいろあるんだ。 でも、どうやって伝えるかを考えると、どれも正解ではないように思う。 新規の下書きを開き、タイトルに”わたしは公園になりたい”と書いた時点で 「あ、これ不毛だ!」 と気付くことができたので、そっ…

人種見知りでカトマンズのフリーウォーキングツアーを離脱したよ

人を見かけで判断しちゃいけない。 ずっとそう言い聞かせてきた。 でも、判断しちゃうんだ。 だって人間だもん。 引用:Life of Buddha Thangka Painting - Masterpiece フリーウォーキングツアーってなんぞ? カトマンズツアーってどこをまわるの? カトマ…

念願のチベット僧院で白目をむきつづける

ネパールのカトマンズから西に2km進むと ”ヒマラヤ最古の寺院” スワヤンブナートに着く。 チベット仏教の聖地でもあり、多くのゴンパ(僧院)を訪れることができる。 仏塔の近く、小さな丘の上に3日ほど滞在していた。 3日目の朝、6時から一時間ほどプジャ(…

旅に出たら全てがいらなくなった話

旅行に行くには荷造りだ。 いかに荷物を少なくするか、と考えていると極論もうなにもいらなくなる。 今日はただの日記。 旅の中でも 帰ってからも 喪失の実践 旅の中でも まずは出身の国を聞かれるし (めんどくさいから途中から中国人になった) 挨拶と同じ…

チベット文化圏で留学先を探しているぞ

新元号でチベット語のレワが希望って意味だよ、と話題になってる。 世間も和やかなムードで、こっちまで無性にうれしい。 みんなが悪意を感じずに共有できる ”あたらしい、おめでたいもの” って、なかなかないもんな。 平成生まれなので、元号跨ぎは初体験。…

チベット語を学ぶためのざっくりルート案内

スワヤンブにて、大なる三つの背中 チベットではチベット人すらチベット教育がなされない時代。 この間も、たしか青海省の僧院内でのチベット語教室を開いていたのが政府に見つかり、強制的に閉鎖させられていた。 そんな時にこそ、まだ母語話者が多い今のう…

ネパールはチベットじゃない

信者を飲み込まんばかりの巨大マニ車 @スワヤンブナート さて、今日の話題はネパールの中のチベット。 ネパールに住むチベット人 ネパールにチベットを見出すメリット ネパールにチベットを見出すデメリット チベットが見たい?じゃあチベットに行こう。 ネ…

わたしに旅ブログができなかった理由(いいわけ)

およそ10日間のネパール放浪を終えて、日本でゆったりとしている。 ゆったりとしすぎて、気付けば2週間が過ぎてしまった。 旅行の間も毎日更新すると誓ったその日はもはや1か月も遡らなければならない。 こんなにも誠実な人間がなぜ誓いを守れなかったのか?…

成都発、成都着フライト。

大阪発 成都経由 カトマンズ行きに乗っていた。はず。 今日中国の成都を出たが、到着予定時刻を一時間過ぎたあたりで、引き返すとのアナウンスがあり、恥ずかしながら帰ってまいりました。随分気ままに空の散歩をした、優雅な一日だった。 通路挟んで隣が尼…

ネパールに行く。きっかけが3つもあれば十分だ。

急にネパールに行くことになった まあ行こうと思ったのも、航空券とったのも自分なんだけど… というわけで、明日から旅に出るのでしばらくチベット旅行記はお休みにする。 なんとかして一日一記事は投稿を維持したい。(よくわからない義務感) 中国国際航空…

チベット旅行 5 初めてのラサ

チベットの中心地、ラサ すばらしい景色には中国の国旗が写り込むようになっている。 じーさんガイド、便宜上 以降Gさんとしよう、Gさんはさっとわたしの手荷物を取り上げる。 老紳士Gはこともなげに車道を横断する。 交通量は多めで、信号は少ない。 ラ…

チベット旅行 4 青蔵鉄道で気を付けるべきこと4つ

青蔵鉄道の注意点 衛生面 安全面 食事面 あった方がいいかも スリッパ 耳栓 WeChatのスクショ よく寝てくる ついにラサ到着! ガイドに会えばこっちのもんだ 青蔵鉄道の注意点 大事なことをまだ書いてなかった。 衛生面 トイレには紙がない。 中国の中心地以…

チベット旅行 3 青蔵鉄道で葦と化す

ところで 富士山登頂のために買いそろえたぼうけんグッズ 前提をすっ飛ばしていたが、これはバックパックの一人旅である。 ついでに初めてのひとり海外旅行である。 ちなみに初めてひとりで同じ県内の祖父母の家を訪ねた時は、極度の緊張のため電車内で失神…

チベット旅行 2 西寧の慈悲・無慈悲

一度目を閉じると、ぐっすり深く眠っていた。 かすかな意識の中、窓からなきごえが聞こえる… ンネーェ… ンエエエーー… ダレなのぉ、そんな声出すのはァ…? 赤ちゃんかな?隣にマンションなんかなかったぞ 猫が高まってるのかな?にしても悲哀のこもった声だ…

チベット旅行 1 準備編:福州までの道のり

チベットへの苦難の道 チベットの中心部 ラサの夜 今後の指針を見つけられず、どうしたもんかと家にこもっていたところ、ある日 とにかくチベットに行かないと!!と思い立った。 格安航空券をとって、ネットでツアーに申し込んだ。 出費を抑えたいなら、ツ…

チベットについて今できることってなに?4つの支援団体による提案

現状を受けて思うこと 中国がチベットに侵入してきたことは ↓ 前回 ↓ 触れたとおり。 tibetyou.hatenablog.com チベットは中国に組み込まれてからというもの、文化を否定され、寺を壊され、抵抗する者は容赦なく処刑された。 とりわけ文化大革命(1966~1976)…

現代チベットができるまで・日本人がチベットを知らない理由

チベットという国はない チベットがどのあたりにあるのかは ↓ 前回ちらっと見た ↓ tibetyou.hatenablog.com たしかにそこに存在しているのに、国がないとはこれイカに? 政治的には、チベットは中国の一部とされている。 中国の内戦が終結し、共産党が中華人…

一日坊主ニートのわたしがブログを始めた理由

チベットが好きだ。 これを言うと9割の人は「えっ…なんでまた?」みたいな反応になる。 わたしはまだ、「なんでまた?」という質問へのいい答えが見つかっていない。 チベットに行きたい、というよりむしろ チベットに帰らねばならぬ、と感じる。 ただチベッ…