インド学生ビザを手に入れるまで
インドはヒマチャルプラデーシュ州のダラムサラにて、チベット語留学を一年間することになった。
ダラムサラはチベット亡命社会の中心地だ。
留学なんかしたことないし、わからないことばかり。
中でも面倒だったのがビザ申請。
先日やっとビザが取得できたので、記録を残しておく。
面接があるって知らなかったよー。
情報は2019年5月現在のもの。
書類の用意
オンラインでのビザ申請
記入事項がとにかく多い。パスポート番号から始まり、両親の名前と出身地まで書かなきゃいけない。
以下のようなサイトを参照しながらなんとかクリア。
一度完成したあとに間違いに気づき、修正しようとすると…
なぜか修正できない。いちからやり直し!どんとこい!
この時点では誰に確認してるわけでもないので不安が残る。
いくつか注意点:
- 入国回数は申請通りにもらえるわけではない
わたしは複数回で申請したのに、受け取ったビザには”3回”と書いてあった。
とい
- 職場の住所は前職のものを記入?
あるHPの体験談で、空欄にしていたら以前の職場を書くよう言われた、とあった。
証明写真はケチらない
5cm × 5cm で背景が白。
これが機械じゃなかなかできない。
血眼になって機種を調べて、ようやく出来上がり。
よかったよかった、どんな顔してるんや…
後ろに広がる鮮やかなブルー!!
調べる時間がもったいないし、たぶん条件に合う機械はない。
漢は黙ってカメラのキタムラ。短時間でバッチリ仕上げてくれました。2枚で1728円。
機械プリントの証明写真、どうしようもねーわ。
お母さんにあげよ。
英文履歴書・留学希望書
英文履歴書は以下のブログを参考にさせてもらいました。
インド学生ビザ取得! | 大学生naotonのインド留学ブログ(バンガロール)
形式は最低限、いつ・どこで・なにしてたかが読みやすければいいんじゃないかな。
留学希望書っているのかわからないけど、書いてる人もちらほらいたので一応添えておいた。
ほぼこの方↓のまんま。
入学許可書の原本
入学手続きを開始したのが4月の中旬なはずなのに、もう5月も末。授業は7月の初めから。
時間がない、なんだか時間がないぞ。
欲しい情報がほぼ手に入らないでおなじみのインド領事館HPにだって入学許可書は”特別な場合を除いて原本”と注意書きしてある。
仕方ないので学校には速達で郵送してもらったが、いつ届くんだろう。
調べによると1週間程度。
しかしなんてったって時間がない。
思い切ってコピーを握りしめて領事館に行ってみた。
「原本、今送ってもらってるんですけど…」
「ちょっとみてみますねー。」
その後も普通に処理されて、とうとう原本を請求されることはなかった。
1週間くらいで原本は届いたけど、まだ開封してもない。
英文の残高証明書
ゆうちょにお願いしました。
”なるべく大きな受付で”との助言があったので、近めで大きめの店舗へ。
「英文なのでちょっと時間がかかりますが…」
20分程度で作成してくれた。
金額は円、ドル、ルピーどれにするかを聞かれてちょっと迷ったけどドルにした。
いざ受付へ
書類提出
上記以外の諸々の書類をそろえ、とりあえず大阪領事館に行ってみる。
堺筋本町駅の6,7番出口から徒歩1分。近くにはライフもあるよ。
大阪、船場の領事館。なんだか働く町ってかんじだ。
みんなスーツではやあし。
9時からとあったので9時に行ったら”申請は9時半から”と案内が書いてあった。
9時半ぴったりにインドっぽい人が窓口のカーテンを上げた。
日本語通じるカナ…とドキドキしながら挨拶してみたら
「こんにちは~」
めっちゃ流暢。
わたしの留学先は尼僧院と学院が一体になっていて、証明の書類も多く、ちょっとややこしい。
時間がかかりそうなのでオフィスでゆったり待つことに。
10時ころになると、旅行代理店の人たちがちらほら現れては、なにかを提出していく。
「学生ビザの方~、ちょっと時間がかかりますので、待っててくださいね。」
12時頃になるともう人はまばらになる。読書がはかどる。
もう一度呼ばれたと思ったら、今日は書類をチェックする時間がないので、後日また来てくれ、とのこと。
面接ぅ?知らないね…
次の日、領事館から電話がかかってきた。
「申請を受け付けました。副領事官が話を聞きたいということなので…
英語話せますか?なんでこの授業を受けようと思ったかを話せば大丈夫です。」
これって面接ってことだよな。英語、大丈夫カナ。
まぁ悪いことしないことを分かってもらえば大丈夫やろ。
カナダあたりの学生ビザ面接では”永住の意思がないこと”をみられるみたい。
インドに永住する気はないし、ハッキリ否定しよう。
電話の次の日に、面接に行くことに。
オフィスの空いてる12時に約束すると、「遅れないでくださいね。」と念を押された。
面接で聞かれたこと
念を押されたので45分前に到着。
インドの人だろうからヒンディー語で挨拶しよう…。
(何かしてないと緊張しちゃう)
ナマステー。ムジェーアープセーミルカルバフットクシーフイー…長っ、やめとこ。
10分前に領事館へ。
インド人がひとり来て、面接を始めた。
面接は非常にオープンで、待合室で世間話みたいなノリで行われる。
15分ほどで終了。
次はわたしの番だ。
「お待たせしてすみません。」
副領事官は妙齢のインド女性で、てきぱきして感じのいい人だった。
身長くらい長いストールをはためかせている。
聞かれたことはだいたい以下の通り。
・なぜこのコースを受けようと思ったのか
・どうやってこの学校を知ったのか
・授業修了後は尼僧院に入るつもりなのか
・インドに行くのにヒンディー語は学ばないのか
・なぜ資格があるのに実務経験がないのか
・この資格(言語聴覚士)はどういうものなのか
・なぜ働いてないのに貯金があるのか
・貯金があるから働いてないのか
思っていたより入国後のことは聞かれず、経歴に関する質問が多かった。
まさか資格の内容を聞かれるとは。
「わかりました。ビザを発行しましょう。」
ダンニャワード!!(ありがとう)
窓口にて料金を支払い、郵送をお願いした。
1550円だったか、おつりのないように持って行った。
ビザ到着!
面接から3日後、家のチャイムが鳴った。
「 着払いでお届けものでーす」
ナンダナンダ?850円?
「インド領事館からです」
はええ!!
…ん?入国回数が少ないしこれじゃ授業終わるまでにビザ切れちゃうよ。
電話で問い合わせると延長は日本じゃできないとのこと。
二週間以内に必ずFRROに行ってチェックを済ませること、
そこで延長してね、とのこと。
FRROは結構厄介らしいので、やや不安は残ったままだが
とりあえずビザゲットだぜ!ィヤッターーー!!
明日は予防接種…筋肉お注射…
頑張れ自分…
おやすみなさい。