慈チベット愛

チベットが好きすぎるけどチベットを知らなすぎる

引きこもりがスマホ買ったらチベットで夢を見つけた話

古いガラケーを見つけた。

電源を付けてみたら、一年も充電してなかったのに普通に起動したから焦って切った。

f:id:tiBetyou:20190414230716j:plain

なぜか縁に漆を塗っている

ガラケー(かんたんケータイ)を死守していたわたし(平成生まれ)はちょうど一年前にスマホに変えた。

そこから起こった人生の変化について話そう。

 

 

 

 

スマホを持っていなかった理由

通信料が高い

少し前までは格安SIMが普及しておらず、高くて当たり前っていう雰囲気だった。

スマホを使ってる人は誇らしげに「今月6千円だわー」とか言ってるから、そういうもんだと思ってた。

 

 

本体が高い

よく見かけるのはiPhoneの広告。平気で数万円するから、みんなお金持ちだなぁと思っていた。

今は格安スマホを探すと一万円くらいで手に入る。

iPhoneとandroidの違いなんか当然知らなかった。

appleがスマホでandroidなんだろうと思っていた。

 

 

必要がない

友達いないもん、べつに通信の方法にこだわる必要ないでしょ。

ガラケーでもラインできるし。

ライン聞かれないし。(泣いてない)

あとガラケーは全然壊れない。

壊れたらスマホにしようと思ってたけど、落としても踏んでも全然壊れない。

10年くらいひとつのガラケーを使ってたけど、最後の数年は壊れないかなってちょっと思った。

 

 

はずい

あいたたた。

自意識過剰、これに尽きる。

平たい板をぴっぴっとなぞるのがスゲー恥ずかしかった。

うわぁ、スマホ使ってる!って思われるのが嫌だった。

 

そうやってスマホを拒んでいるうちに、世間はあっという間にスマホ優勢となり

うわぁ、ガラケー使ってる!と思われているとも気付かずに…。

 

 

 

 

 

スマホを買ったきっかけ

ロシア

情報不足

友人とふたりで初めての海外旅行に行ったときのこと。

ずっと家にこもっていたのだが、別の学校に通う友人が卒業旅行に誘ってくれた。

わたしは行き当たりばったりの性格だったのだが、友人は全てを調べあげており

しかもしらべた情報を海外にまで持ってきていたのだ。

 

ガラケー原人からすれば、文明のありがたみを初めてそこで目の当たりにしたのだ。

全て友人に任せっきりであったため、大きな無力感が残った。

自分で、調べよう…

こうして自立の心は芽生えた。

 

 

コミュニケーション欲求

旅先で新しい友達ができた。

なんだか仲良くなれそう。

ラインも交換したし、いつでも連絡したくなるハズ…

 

ガラケーでもラインはできるけど、超めんどくさいWi-Fiに繋がらないから通信費がすごいことになるのだ。

 

よっしスマホ買お!

新年度ということもあり、けっこうあっけなく買い替えを決めた。

 

 

 

スマホに変えたら、次々と新しいことが起きた

いろんな人と連絡するようになった

スマホにしたよ!というきっかけから身近な人との連絡が気軽にとれるようになった。

いろんなアプリを手当たり次第にダウンロードして、海外の人とも話すようになった。

なんだ、人と繋がるのって、意外と簡単なんだな。

今まで閉じていた心が、徐々に開いてきた。

 

 

遠出するようになった

わたしは方向音痴で、段取りがわるい。

スマホを持っていれば地図を見せて人に聞けばいいし、わからないことはその場で検索できる。

今までは「わからないからこわい、行かない。」という理由で外に出ていなかったのだが、もう行けない理由が見つからない。

広島 三段峡

なんだ、情報さえあれば、意外とどこでも行けるんだな。

次はどこに行こう、と行き先を探すようになった。

 

 

富士山に登った富士山

旅先で仲良くなった友達に勧められ、トレッキングをしてみた。

なかなかいいじゃないか。

近くの山に登ってみた。

どうせなら、一番高いところの景色をみてみよう。

親に「無理でしょ」と言われた。

やってやろうじゃないか、と思う。

富士山までの行き方が不安だけど、スマホとお金があればなんとかなることは分かっている。

そのままの勢いでひとり富士山に登り、日の出を拝む。

富士山

いや、本物はちゃんと美しかったんだ…

なんだ、人の言うことって、わりとアテにならないもんだな。

目標と方法を間違わなければ自分でも何かを達成できると実感した。

 

 

チベットに行った

富士山は準備運動。

チベットにはずっと前からなぜか行きたかった。

でも標高が高いからこわい。

じゃあ日本一高い場所で大丈夫なら行けるでしょ!

という流れで、富士山でもばっちり高山病になったけど、勢いは止まらずチベットに飛んだ。

なんだ、ねがいごとって、本気になれば実現できることもあるんだな。

チベットが大好きになって、チベットのことをもっと知りたい、と思った。

 

夢になるものを見つけた

これまでの体験で、自分の道は自分で切り開くことができると感じたわたしは、チベットを道の目的地にすることを決めた。

たくさんの人と出会い、いろんな考えがあることも知った。

夢というにはまだうすぼんやりとした、望みを持つことで

世界の見え方は一変した。

 

チベット

 

これまでは「夢?無意味でしょそんなもん」とか冷めた心を持っていたのだが、

今は夢を持つ全ての人を応援してるし、

世界中の人がいい一日を迎えられることを心から祈るようになった。

 

 

 

この浮ついたきもちが本物になるかどうか、人生をかけて確かめていきたい。

 

いい夢みろよ。おやすみなさい。

 

 

 

 

  ↓ チベット旅行記 ↓

www.tibetyou.com