慈チベット愛

チベットが好きすぎるけどチベットを知らなすぎる

チベット語しかやりたくない人が一年間で何を為したのか2020

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インドに来て二度目の冬。今年は去年より寒くなくて、今年は去年より静か。

今年はだれにとっても特別な一年になっただろう。

私にとっては瞑想のように本質的で、課題志向的で、穏やかな年になった。

 

 

 

ブログを始めたころから振り返ると

 

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富士山で目標実現に対する自己否定を乗り越え、

チベットで自分の中にあった”なにか”が現実世界と結びつき、

ネパールでその結びつきへの接近方法を検討し、

インドでチベット語の世界に飛び込んだ、という流れ。

 

(過去記事は恥ずかしすぎて見たくもない。。。過去を恥じるのは成長した証。。。)

 

 

インドに来てからはチベット語をするか御飯をたべるかぐうたらするか、といった毎日。今年は特に尼僧院にこもりっきりで、外と持つ関係が最低限になった。

それでも出会う人とか、それでも起こる事へ焦点が合いやすくなった。

いろんなものの有難さや無意味さや普遍性を感じるようになった。

 

そんな簡素な生活は魅力的だけど、いつまで続くかわからない。

この経験を次につなげるために、受けたご恩をほかに還元するために、できることをしてきた。

 さて、ニートと学生のいいとこどりの生活をしてきた私に何ができたというのか?

 

 

 

 

やったこと1 動画づくり

YouTubeにてチベット語の紹介動画をつくった。今思い返すと自身が学び始めて一年も経ってないのに、よく公開したなと思う。いろんな意味で。

 


チベット語で話そう(1)あいさつ

 

 

文字の解説に取り掛かったまま終えられていないのは、

 

・素人知識でみんなに自信をもって教えられる範囲に限界があること

感染症の影響でチベット人のひとたちに音声をお願いしにくくなったこと

・反響が少なくてがんばり甲斐がないと思ったこと

 

といった理由がある。

”がんばる”ものと捉えている時点で、長続きするものではない。編集を協力してくれる人が見つかれば3150!

とはいえ、文字の解説だけは尻切れなので基字だけでも終わらせる。

 

 

 

やったこと2 チベット人講師紹介サイト

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感染症の影響でインドで立ち往生した上に仕事がなくなって困っていたチベットの友人のために”ゾムサ”というウェブサイトを作った。

自分のいる学校で授業が行われない時点で作成を考えていたので、やりたいこととやるべきことが合致して楽しく作れた。

現在は最初の講師が抜けてひと段落しているけど、たぶんこれからも忘れたころに必要としてくれる人が現れそうなので、大切においておく。

※インドのネットビジネスにはよくわからない規制があるらしいので、ひっそりこっそり営んでいく。

 

このサイトを通してチベット語のプロの方々が連絡をくださって、当初の目的とは違った意義深い結果を得られた。

同時に素人の人からは全く連絡が来なかったので、全く知らないか超知ってるかの二極的な分布が明らかになった。この解離を埋めたいというのはずっと勝手に持っている問題意識のひとつ。

 

 

 

 

やったこと3 チベット語学習情報サイト

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なぜチベット語を知らない人が多いのか。勉強のために情報を収集しながら分かってきた。

日本語で利用できるチベット語関係の資料が少ないうえに、それを見つけるのが容易でない。いろんな人がいろんな言語で発信してくれてるのに、必要な人がそれを見逃している。

 

これまでインドで見てきた感じだと、チベット語ができる人はインテリが多い。チベット語ができる人は英語や中国語ができる人が多い。逆にいえばそのくらいの探求力や語学力がないと難しいみたい。

チベットに関心のある人たちの無邪気な興味は行き場なく消滅していってる。そんなのもったいなすぎる。

 

ここに私のできることと解決したい問題が合致した。

手始めに今まで私が勉強する過程で得た情報を誰もが見られるような形にして公開した。これが”ジョンラ”というサイト。

 

これは作っている過程で再度情報源を確認するから新しい発見もあったし、普通に自分が必要なページにアクセスしやすくなった。

しかもみんなのために、という名目でいろんな人からいい情報が集まる!(予定。。笑)

 

 

 

 

これからやりたいこと

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まずはとにかくチベット語を満足に操れるようになること。そのためにはひとに心を開いてたくさん喋ることが必要!

つぎに感覚的に修めた知識の理屈を学ぶこと。そのためには英語も必要!

それで最後にお仕事としてチベット語を教えること。そのためには多面的な視点をもって授業を受けることも必要!

 

 

 

レールから完全に脱線してひとり突っ走って、ときどきふと不安になってしまうこともあるけれど

今の自分の未熟な授業に付き合ってくださる方々、冬季休暇中に安価で全力で教えてくださるワンモ先生、ささやかな私の活動に嬉しいお言葉をくださる方々、たくさんのひとたちに支えられています。ありがてぇ~。

 (ワンモ先生のオンライン授業はゾムサから申し込めるぞ!)

 

 

 

できることがあって、やりたいことに繋げられて、そのための時間があるなんて、本当に恵まれてる。

この恩恵を受けているうちに昇華すべく、毎日少しずつ一歩ずつ、やっていく。

 

 

 

明日の一歩のために、おやすみなさい。

チベット語チャンネル始めたよ

 

インドに留学して7か月が経過した。

このブログは留学以降、更新していなかった。 

 

 

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滞在しているトサムリン尼僧院


 

 

近況として報告できること 

 

ここ2か月は冬期休暇のため、ダルダルの日々を送っている。

ゆるい個人授業を受けたり、

おなかがゆるくなりすぎて寝込んだりしていた。

 

 

 

ひとりで机に向かって勉強してみるものの、

全体授業の頃のペースとはまるで違う。

改めて”話す”ことの重要性、そして引っ張ってくれるクラスの有難みを知った。

 

 

授業終わった直後は

「ダムニェンとかヒンディー語とかなんでもできるやん!!」

とか言ってたけど、実際時間があってもやらんもんはやらんのよね。

 

 

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牛のほうがよっぽど働いてるぞ

 

 

 

自分が今できること

 

2週間の療養期間を経て、体調が回復してきたけど大事をとって何もせず過ごしていたある日、夢に綾瀬はるかが出てきた。

 

夢の中では

自分が欲望のまま生きた結果法を犯したらしく、あのかわいい顔に怒られた。

 

綾瀬はるかに怒られたら反省するしかない。

 

 

反省した結果、今自分ができることを始めようと決めた。

 

 

 

 

 

それは…

 

YouTubeチベット語動画を投稿すること!

 

 

 

 

5か月の授業でチベット語の初歩は頭に入ったので、今度はこれを形にして、

そうして生まれたものが誰かの役に立てば。。。めちゃお得やん。

 

 

 

 

なんにも知らない人がたまたまこれを見て

ちょっとでもチベットを身近に感じてくれたら…

と考えるとわくわくする!

 

 

低スペックなパソコンをああでもないこうでもないと試行錯誤した結果。。

なんとか第1回分が完成した。

 

 

 

 

  ↓完成した動画がこちら↓

 

 

 

 

 チベット語を読んでくれたのは近所に住むチベットと日本のハーフ。

おてんばなかわいい女の子。

 

 

 

YouTubeではより実用的で、どの年齢層にも伝わるやわらかい方法を探す

 

 

文化的な面も映像にしていきたいなぁと思ってる。

チュパチベット衣装)の着方とか、チベット音楽とか、ツァンパの食べ方とか!

 

 

あれ、ブログってこんなに真面目なこと書くもんやったっけ?(不安)

とにかく綾瀬はるか、ありがとう。

 

ではでは、スィムジャナンゴ

 

インド学生ビザを手に入れるまで

 

 

 

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引用:hindustan times

 

インドはヒマチャルプラデーシュ州のダラムサラにて、チベット語留学を一年間することになった。

ダラムサラはチベット亡命社会の中心地だ。

 

留学なんかしたことないし、わからないことばかり。

中でも面倒だったのがビザ申請。

先日やっとビザが取得できたので、記録を残しておく。

面接があるって知らなかったよー。

情報は2019年5月現在のもの。

 

 

書類の用意

オンラインでのビザ申請

 

記入事項がとにかく多い。パスポート番号から始まり、両親の名前と出身地まで書かなきゃいけない。

以下のようなサイトを参照しながらなんとかクリア。

一度完成したあとに間違いに気づき、修正しようとすると…

なぜか修正できない。いちからやり直し!どんとこい!


india-ryugaku.jp

 

 

この時点では誰に確認してるわけでもないので不安が残る。

 

いくつか注意点:

  • 入国回数は申請通りにもらえるわけではない

わたしは複数回で申請したのに、受け取ったビザには”3回”と書いてあった。

とい

 

  • 職場の住所は前職のものを記入?

あるHPの体験談で、空欄にしていたら以前の職場を書くよう言われた、とあった。

 

 

証明写真はケチらない

5cm × 5cm で背景が白。

これが機械じゃなかなかできない。

血眼になって機種を調べて、ようやく出来上がり。

よかったよかった、どんな顔してるんや…

後ろに広がる鮮やかなブルー!!

 

調べる時間がもったいないし、たぶん条件に合う機械はない。

漢は黙ってカメラのキタムラ。短時間でバッチリ仕上げてくれました。2枚で1728円。

 

機械プリントの証明写真、どうしようもねーわ。

お母さんにあげよ。

 

 

英文履歴書・留学希望書

英文履歴書は以下のブログを参考にさせてもらいました。

インド学生ビザ取得! | 大学生naotonのインド留学ブログ(バンガロール)

形式は最低限、いつ・どこで・なにしてたかが読みやすければいいんじゃないかな。

 

 

 

留学希望書っているのかわからないけど、書いてる人もちらほらいたので一応添えておいた。

ほぼこの方↓のまんま。

インド留学 〜入学手続き〜 | 喜怒哀楽インド日和

 

 

入学許可書の原本

入学手続きを開始したのが4月の中旬なはずなのに、もう5月も末。授業は7月の初めから。

時間がない、なんだか時間がないぞ。

 

欲しい情報がほぼ手に入らないでおなじみのインド領事館HPにだって入学許可書は”特別な場合を除いて原本”と注意書きしてある。

 

仕方ないので学校には速達で郵送してもらったが、いつ届くんだろう。

調べによると1週間程度。

しかしなんてったって時間がない。

 

思い切ってコピーを握りしめて領事館に行ってみた。

「原本、今送ってもらってるんですけど…」

「ちょっとみてみますねー。」

 

その後も普通に処理されて、とうとう原本を請求されることはなかった。

1週間くらいで原本は届いたけど、まだ開封してもない。

 

 

英文の残高証明書

ゆうちょにお願いしました。

”なるべく大きな受付で”との助言があったので、近めで大きめの店舗へ。

「英文なのでちょっと時間がかかりますが…」

20分程度で作成してくれた。

金額は円、ドル、ルピーどれにするかを聞かれてちょっと迷ったけどドルにした。

 

 

 

いざ受付へ

書類提出

上記以外の諸々の書類をそろえ、とりあえず大阪領事館に行ってみる。

 

堺筋本町駅の6,7番出口から徒歩1分。近くにはライフもあるよ。

大阪、船場の領事館。なんだか働く町ってかんじだ。

みんなスーツではやあし。

 

9時からとあったので9時に行ったら”申請は9時半から”と案内が書いてあった。

9時半ぴったりにインドっぽい人が窓口のカーテンを上げた。

日本語通じるカナ…とドキドキしながら挨拶してみたら

「こんにちは~」

めっちゃ流暢。

 

わたしの留学先は尼僧院と学院が一体になっていて、証明の書類も多く、ちょっとややこしい。

 

時間がかかりそうなのでオフィスでゆったり待つことに。

10時ころになると、旅行代理店の人たちがちらほら現れては、なにかを提出していく。

 

「学生ビザの方~、ちょっと時間がかかりますので、待っててくださいね。」

 

12時頃になるともう人はまばらになる。読書がはかどる。

もう一度呼ばれたと思ったら、今日は書類をチェックする時間がないので、後日また来てくれ、とのこと。

 

 

面接ぅ?知らないね…

次の日、領事館から電話がかかってきた。

「申請を受け付けました。副領事官が話を聞きたいということなので…

 英語話せますか?なんでこの授業を受けようと思ったかを話せば大丈夫です。」

 

これって面接ってことだよな。英語、大丈夫カナ。

まぁ悪いことしないことを分かってもらえば大丈夫やろ。

 

カナダあたりの学生ビザ面接では”永住の意思がないこと”をみられるみたい。

インドに永住する気はないし、ハッキリ否定しよう。

 

電話の次の日に、面接に行くことに。

オフィスの空いてる12時に約束すると、「遅れないでくださいね。」と念を押された。

 

 

 

面接で聞かれたこと

念を押されたので45分前に到着。

インドの人だろうからヒンディー語で挨拶しよう…。

(何かしてないと緊張しちゃう)

ナマステー。ムジェーアープセーミルカルバフットクシーフイー…長っ、やめとこ。

 

10分前に領事館へ。

インド人がひとり来て、面接を始めた。

面接は非常にオープンで、待合室で世間話みたいなノリで行われる。

15分ほどで終了。

 

次はわたしの番だ。

「お待たせしてすみません。」

副領事官は妙齢のインド女性で、てきぱきして感じのいい人だった。

身長くらい長いストールをはためかせている。

 

聞かれたことはだいたい以下の通り。

 

・なぜこのコースを受けようと思ったのか

・どうやってこの学校を知ったのか

・授業修了後は尼僧院に入るつもりなのか

・インドに行くのにヒンディー語は学ばないのか

 

・なぜ資格があるのに実務経験がないのか

・この資格(言語聴覚士)はどういうものなのか

・なぜ働いてないのに貯金があるのか

・貯金があるから働いてないのか

 

 

思っていたより入国後のことは聞かれず、経歴に関する質問が多かった。

まさか資格の内容を聞かれるとは。

 

 

「わかりました。ビザを発行しましょう。」

ダンニャワード!!(ありがとう)

 

窓口にて料金を支払い、郵送をお願いした。

1550円だったか、おつりのないように持って行った。

 

ビザ到着!

面接から3日後、家のチャイムが鳴った。

 

「 着払いでお届けものでーす」

ナンダナンダ?850円?

「インド領事館からです」

はええ!!

 

 

 

…ん?入国回数が少ないしこれじゃ授業終わるまでにビザ切れちゃうよ。

 

電話で問い合わせると延長は日本じゃできないとのこと。

二週間以内に必ずFRROに行ってチェックを済ませること、

そこで延長してね、とのこと。

 

FRROは結構厄介らしいので、やや不安は残ったままだが

とりあえずビザゲットだぜ!ィヤッターーー!!

 

 

明日は予防接種…筋肉お注射…

頑張れ自分…

 

おやすみなさい。

引きこもりがスマホ買ったらチベットで夢を見つけた話

古いガラケーを見つけた。

電源を付けてみたら、一年も充電してなかったのに普通に起動したから焦って切った。

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なぜか縁に漆を塗っている

ガラケー(かんたんケータイ)を死守していたわたし(平成生まれ)はちょうど一年前にスマホに変えた。

そこから起こった人生の変化について話そう。

 

 

 

 

スマホを持っていなかった理由

通信料が高い

少し前までは格安SIMが普及しておらず、高くて当たり前っていう雰囲気だった。

スマホを使ってる人は誇らしげに「今月6千円だわー」とか言ってるから、そういうもんだと思ってた。

 

 

本体が高い

よく見かけるのはiPhoneの広告。平気で数万円するから、みんなお金持ちだなぁと思っていた。

今は格安スマホを探すと一万円くらいで手に入る。

iPhoneとandroidの違いなんか当然知らなかった。

appleがスマホでandroidなんだろうと思っていた。

 

 

必要がない

友達いないもん、べつに通信の方法にこだわる必要ないでしょ。

ガラケーでもラインできるし。

ライン聞かれないし。(泣いてない)

あとガラケーは全然壊れない。

壊れたらスマホにしようと思ってたけど、落としても踏んでも全然壊れない。

10年くらいひとつのガラケーを使ってたけど、最後の数年は壊れないかなってちょっと思った。

 

 

はずい

あいたたた。

自意識過剰、これに尽きる。

平たい板をぴっぴっとなぞるのがスゲー恥ずかしかった。

うわぁ、スマホ使ってる!って思われるのが嫌だった。

 

そうやってスマホを拒んでいるうちに、世間はあっという間にスマホ優勢となり

うわぁ、ガラケー使ってる!と思われているとも気付かずに…。

 

 

 

 

 

スマホを買ったきっかけ

ロシア

情報不足

友人とふたりで初めての海外旅行に行ったときのこと。

ずっと家にこもっていたのだが、別の学校に通う友人が卒業旅行に誘ってくれた。

わたしは行き当たりばったりの性格だったのだが、友人は全てを調べあげており

しかもしらべた情報を海外にまで持ってきていたのだ。

 

ガラケー原人からすれば、文明のありがたみを初めてそこで目の当たりにしたのだ。

全て友人に任せっきりであったため、大きな無力感が残った。

自分で、調べよう…

こうして自立の心は芽生えた。

 

 

コミュニケーション欲求

旅先で新しい友達ができた。

なんだか仲良くなれそう。

ラインも交換したし、いつでも連絡したくなるハズ…

 

ガラケーでもラインはできるけど、超めんどくさいWi-Fiに繋がらないから通信費がすごいことになるのだ。

 

よっしスマホ買お!

新年度ということもあり、けっこうあっけなく買い替えを決めた。

 

 

 

スマホに変えたら、次々と新しいことが起きた

いろんな人と連絡するようになった

スマホにしたよ!というきっかけから身近な人との連絡が気軽にとれるようになった。

いろんなアプリを手当たり次第にダウンロードして、海外の人とも話すようになった。

なんだ、人と繋がるのって、意外と簡単なんだな。

今まで閉じていた心が、徐々に開いてきた。

 

 

遠出するようになった

わたしは方向音痴で、段取りがわるい。

スマホを持っていれば地図を見せて人に聞けばいいし、わからないことはその場で検索できる。

今までは「わからないからこわい、行かない。」という理由で外に出ていなかったのだが、もう行けない理由が見つからない。

広島 三段峡

なんだ、情報さえあれば、意外とどこでも行けるんだな。

次はどこに行こう、と行き先を探すようになった。

 

 

富士山に登った富士山

旅先で仲良くなった友達に勧められ、トレッキングをしてみた。

なかなかいいじゃないか。

近くの山に登ってみた。

どうせなら、一番高いところの景色をみてみよう。

親に「無理でしょ」と言われた。

やってやろうじゃないか、と思う。

富士山までの行き方が不安だけど、スマホとお金があればなんとかなることは分かっている。

そのままの勢いでひとり富士山に登り、日の出を拝む。

富士山

いや、本物はちゃんと美しかったんだ…

なんだ、人の言うことって、わりとアテにならないもんだな。

目標と方法を間違わなければ自分でも何かを達成できると実感した。

 

 

チベットに行った

富士山は準備運動。

チベットにはずっと前からなぜか行きたかった。

でも標高が高いからこわい。

じゃあ日本一高い場所で大丈夫なら行けるでしょ!

という流れで、富士山でもばっちり高山病になったけど、勢いは止まらずチベットに飛んだ。

なんだ、ねがいごとって、本気になれば実現できることもあるんだな。

チベットが大好きになって、チベットのことをもっと知りたい、と思った。

 

夢になるものを見つけた

これまでの体験で、自分の道は自分で切り開くことができると感じたわたしは、チベットを道の目的地にすることを決めた。

たくさんの人と出会い、いろんな考えがあることも知った。

夢というにはまだうすぼんやりとした、望みを持つことで

世界の見え方は一変した。

 

チベット

 

これまでは「夢?無意味でしょそんなもん」とか冷めた心を持っていたのだが、

今は夢を持つ全ての人を応援してるし、

世界中の人がいい一日を迎えられることを心から祈るようになった。

 

 

 

この浮ついたきもちが本物になるかどうか、人生をかけて確かめていきたい。

 

いい夢みろよ。おやすみなさい。

 

 

 

 

  ↓ チベット旅行記 ↓

www.tibetyou.com

 

チベット旅行記 9 才色兼備・チベットガールが抱える4つの事情

 

ラサ

ポタラ宮から見える空

 

たっぷり見て回ったからお腹が空いた。

ひとまず腹ごしらえだ。

 

 

チベットのネパール料理

 

チベット料理が食べたかったのだけど、気付いたらなぜかネパール料理を食べていた。

 


ポタラ宮の入場を拒否された中国人ガイドKはようやく合流してレストランでオーダーをとったかと思ったら、また姿を消した。

 

チベットツアーでは、ガイドと運転手の食事代は旅行者が支払う。

(もちろん全部込みのプランもあるはず。)

 

姿を消すのがよほど好きなんだな、と思ってたけど、

今回はどうやら、私たちを二人にしてくれたみたいだ。

ガイドKは嘘をつくし説明をしないが、彼なりのもてなしらしい。

 

 

 

レストランの中はわりと人が少ない。時間が14時頃だったからかな。

奥には旅行者の外国人一行が座っている。

 

十数分で皿が運ばれてきた。

おまたせバーン

ネパール料理

鶏肉、ロティ(ナンより薄い。はず。)を選択。

ほかはラムとかだったかなぁ。ライスも選べる。

 

普通にウマイ

全然辛くない

このときは辛くないのが当然だったが、のちにネパールの悲劇を体験した身としては、辛くない=ありがたや ということになる。

 

カレー的な液体をロティ的なパンにかけるのが正式らしい。

お皿と手が汚れるのがヤなのでちぎって浸しながら食べる。

 

 

チベットのファッション

 

Sちゃんはタイの男の子にハマっている。

タイのイケメン俳優とか、ドラマとかたくさん教えてくれた。

やたら男の子どうしがくっついている。

 チベットでネパール料理を食べながらタイのイケメンを見ることになるとは。

 

マイビューティフルフェイス…

とか言いながら鏡を眺め、化粧を直している。

どうやら顔が美しいのは自覚しているようだ。

 

 

チベットの若者と触れ合う機会が他になかったため、平均的なことはわからないけど

Sちゃんはかなり今ドキだ。

美顔アプリでもうやめなっていうくらい顎削るし、本物かわからないMACのリップを塗って、アゲアゲのクラブミュージックを聴いてる。

ファッションのためなら大抵の犠牲をはらう女の子なのだ。

 

 

 

 

ガイドKが以前「中国人だよ」と言った謎のウソにより、この後数カ月間彼女のスパイ疑惑は晴れないままとなる。

(わたしを密偵して何になるというのだ)

うすうす気付いてたけど、実は彼女はチベット人。

 チベットについてあんまり聞いたことがない人は、おぼこく牛を育てる人々をイメージするかもしれない。

チベットは広いからそういう人もいるだろうが、ラサにおいては中国の都会っ子と変わらないようだ。

わたしも実際に行くまでは、こんなパリピと友達になると思わなかった。

 

 

チベットの若者の抱える問題

彼女の身バレがしない程度に、お伝えしたい。

 ラサ

賃金が安い

彼女の職業は、日本なら人気があって、いろんな能力が必要とされる、かなり給料の高いお仕事。

でもお給料は日本円に換算するとそこらへんのバイトより安い。

チベットの物価は、そこまで安いというわけじゃないので、食べていくのがやっと、というレベル。

 

 

仕事のチャンスがない

いい仕事につくにはどうするか。

およそ50倍の倍率を勝ち抜き、公務員になるしかない。

と、言い聞かされている。

学校でも一部の優秀な人材はチベット外の中国に派遣され、中華的な教育がなされると聞く。

 

 

 

親からの重圧

「公務員になりなさい、一人暮らしはダメ、早く子供を産みなさい。」

チベットの家庭では親の言うことは絶対。

現代的な価値観で生きるSちゃんにとっては、あらがいたくても逃げ場のない世界だ。

もちろん愛あっての言葉なのだが…

おまけに一人っ子となると、華奢な両肩にとてつもない重しがのっかっている。

 

 

 

教育の質が悪い

あまり多くを語らなかったが、大学の講義はひどいものだったと教えてくれた。

もっといい教育を受けていたら…と行き場のない悔みを持っていた。

Sちゃんはかなり頭のきれる人だが、英語は話せない。

それどこか、チベット語やチベット文化の教育は目を当てられない。

 

 

 

彼女自身が気付いていないところでも、

チベット人だからという理由であらゆるチャンスを奪われている、はず。

(勉強不足!なにか分かれば改めて書きます。)

 

 

 

 

チベットガールは、めげない

暗い話題になってしまった。

こういう話をしたらSちゃんは変な自撮りとかで絶対笑わせてくる。

 

何につけてもそつがなくて

全てのひとにやさしくて

いつも明るいSちゃん。

 

 

 

天使見つけちゃった…

彼女を知った人なら誰もがそう思うだろう。

 内面に比べたら見かけの美しさなんてどうでもいいレベル。

 

Sちゃんと会っていなければ、わたしはこんなにもチベットに傾倒していなかったかもしれない。

 

 

万が一何かの因果があったとしても、彼女のおかげで今のチベット、そしてチベット人の心を具体的に知ることができた。

これからも大切な友人だ。

 

 

ホテルのテレビでみた謎の西遊記

 

チベットにいい明日が来ますように。

おやすみなさい。

 

チベット旅行記 8 ポタラ宮前に延々と続く階段を攻略せよ

ポタラ宮は近くて遠い

ポタラ宮

 

この日も多くの参拝者と観光客であふれていた。

 

 

 

ポタラ宮、見えたはいいが、たどり着くまでがわりと長い。

大きいのでもうすぐだと錯覚しがち。

15分くらいかかったかな。

素晴らしく晴れていて、日光がスンゲー差してくる。

あちー。10月じゃないでしょコレ。

日焼け止めと帽子は必須。

 

 

標高3,700mの階段を貧弱な体で登り続けるのは結構な疲労。

体が慣れてないからかなーと思ったら一緒に登ってる地元民Sちゃんも割と同じくらい疲れてる。

ポタラ宮はすぐそこ、ゆっくりいこう。

 

そんな中、わたしの荷物をさっと奪い、自分の肩に掛ける。

自分だって疲れてるのに…さてはこいつ、優しいな?

 

アイムストロングガール、フハハ

とか言いながらずんずん進んでいく。

いやいや、息めっちゃ切れてるよ。

さてはこいつ、いいヤツだな?

 

 

 

ポタラ宮の内部へ

ポタラ宮

やっと入口に着いた。休憩がてら見上げる。

 

 

ポタラ宮の館内は撮影禁止のところが多い。

ご神体の祀られているところだったか、一部は建物の外観すら撮影禁止の札が立っていた。

 

Sちゃんはスマホ片手にずっとガイドしてくれる。

説明も誘導もパーフェクトだ。

ガイドよりガイドしてくれる。専任ガイドになってくれないかな。

 

このガイドに免状が必要なのかはよく知らないが、

ちょちょっと細工すればガイドなしで彼女と二人旅をすることができたりするんじゃないか、なんて思う。

 

チベットでは友人と水入らずの時間を楽しむことも、原則許されないんだ。

抜け道を考えたくもなる。

バレたら相手の身が危ないし、やろうとも思わないけれど。

 

 

 

仏像のところに白い布を置いている人がいる。

これはカターといって、敬意と祝福を表す神聖なスカーフ的な布である。

挨拶しながら人の首に掛けてあげたり、

お参りのときにお供えするもの。

カターを贈るダライラマ法王

カターを贈るダライラマ法王

引用:http://www.dalailamajapanese.com/japan-visits/2016-02/1109

 

(チベット仏教の話題がよく出ますが、私は特定の宗教に思い入れがあるわけではないです。みんなちがってみんないいと思います。)

 

 

 

 

チベット人の口は重い

話題はSちゃんの仕事の話に。

実は日本の支社に行く話もあったのだとか。

 

チベット人はパスポートがない。だから外国には行けないんだよ。

 

まじか?

ニートの私が世界中を飛べるのに

こんなに才能のある子が、外に出られないっていうのか。

まじでか??

 

なんと言葉を返したらよいかわからず

「それはチベットにとって損害だね。」

というと

これ以上は言えない決まりなんだ。

 

翻訳アプリもチャットアプリも、全て監視されていることは想像がつく。

たぶん、否定的な言葉を言っちゃいけないんだと思う。

 

パスポートが取れない、っていうのがギリなんだろう。

自分の感情すら表現しちゃいけないなんて。

 

ラサ

ポタラ宮からラサを見渡す


 

彼女の本当に伝えたいことが知りたい。

翻訳ソフト通さなきゃいいのか!

と思い、帰国後大急ぎで中国語を学んだ。

いやいや、自分のスマホが通信できれば検閲なしで翻訳できるよー。

と、現在から過去の自分にツッコみたい。

 

 

 

ポタラ宮の見どころ

スゲーってなったのは立体曼荼羅(マンダラ)。

金ぴかの建物のミニチュアみたい。

とても精緻に作りこまれていて、ずっと見入ってしまう。

仏像に比べればサイズは小さいのに、圧倒的な存在感でたたずんでいる。

 

 

 ↓ ここでは立体曼荼羅の絵葉書を紹介してくれている ↓

www.isekineko.jp

 

日本で見られる立体曼荼羅というと、大きな仏像を曼荼羅配置した全体図として体感できるものが一般的だろう。

町全体が実は神聖な構造になってた、とか聞いたことあるぞ。

 

他の見どころは、全体的にすごいので…

ガイドブックとかに書いてるっしょ…

 

当たり前なんだけど、建物の中に実際に僧侶がいることに驚いた。

自分の中で、どうもチベット仏教は”なくされたもの”と印象づいていた。

イメージが先行していた自分に気付く。

 

とはいえ ”なくされつつあるもの” であることは間違いない。

だから、私は今チベットに行くことを強く勧めている。

 

日本で忙しく働いてるひとたちの時間は流れるのが速い。

たぶん、チベットをとりまく状況が変化するスピードは、それよりも速い。

どうか後悔しないで。

 

 

 

ポタラ宮の広場

一時間ほどじっくり見て回るといい時間。

ポタラ宮を下ると広場、その横には小さな池があり、道路に面して市場が広がっている。

 

こういう市場は中国人が経営しており、チベットにはひとつも利益がないとどこかで読んだ。

どうせ買うならチベットのお金になってほしいところ。

地元民Sちゃんに聞いてみた。

「このあたりはチベットの人がやってるお店が多いよ」とのこと。

 

これまでほぼ頷くことしかしていなかった私に、Sちゃんは自分の手首についていた木のブレスレットをくれた。

なんだよ、めちゃ嬉しいな。。

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ちなみにこれ、結構堅い。

着けるときは手首を隙間にねじ込むのが正式。

着脱のたびに手首にスゲー刺さるけどSちゃんがくれたんだから着けておこう。

 

 

ガイドKを待つ間に、市場を見ているとトラックの荷台にお姉さんとヨーグルトが載っていた。

Sちゃんはトラック脇にあるバーコードをスマホにかざしている。

電子決済。じつにスマート!

「これ食べなよ、歩きながらいけちゃうでしょ」

いけちゃわないので感謝しつつ鞄にしまう。

後に鞄の中で蓋が開き、ヨーグルトに占拠されるとも知らずに…

 

 

 

次に続く。

 

おやすみなさい。

 

チベット旅行記 7 ポタラ宮も霞む美女と出会う

ヤクホテル

ヤクホテルにて一泊。
ランクはそこまで高くないと思うけど、いいホテル。

 

高山病も出る気配がないし、調子に乗ってシャワーを浴びる。

前日も鉄道で車中泊で洗えてないから、シャワーくらい浴びたくなる。

 

さて寝るかーと思ったらなんだか脚がだるい。

まあ寝るかー…

 

 

全然寝れない。

だるい。

切り落としたいくらい脚がだるい。

 

結構よくなるかな、と思ってバタバタしてみたけど疲れるだけ。

鬱血して脚が腐るんじゃないか、と怖くなってきた。

 

 

寝るのを諦めて脚を丹念にマッサージして、なんとかマシになった。

(偶然この頃マッサージでお金を稼いでいた。)

 

!チベット宿泊一日目はお風呂に入らないでください!

後悔すること請け合いです!!

 

 

 

ヤクホテル

 

全く役割を果たさないドアガード。何かを皮肉ったメッセージなのだろうか。

 

 

 

中国人ガイドK

ホテルのロビーで待っていると恰幅のいい男が中国語で話しかけてきた。

ガイドは日本語を話せると聞いていたので人違いだろう。

ワカラナイとジェスチャーをすると今度は日本語で話しかけてきた。

しゃべれるんかい!

 

日本人とわかっていながら中国語を使う時点でヤベーヤツだ。

そう思い、わたしは初対面の朝イチで心を閉ざしてしまった。

 

未踏の地では気も小さくなるのだ。

 

「今日はどこ行きます?」

知らんのかい!

 

前日のカリスマガイドGさんでハードルが上がっていたのか、心の扉は完全に施錠されてしまった。

ガイドには何も期待しないぞ。

 

入境制限地区での残された時間は今日いっぱいだ。

一刻も早く活動したいところ。

行き先を確認して、いざ出発!

 

 

 

 

この日行った場所は以下の通り。

時系列に沿って振り返る。

  • ポタラ宮
  • ネパール料理屋
  • ジョカン寺
  • ヨーグルト屋

 

 

ラサで謎の美女と出会う

車に乗り込むと、後部座席にヒトが座っている。

 

えっ ダレェ?

 

「お客さんです。かわいいでしょ。この人もポタラ宮に行くので、一緒に行きましょう。」

ガイドKは当然のように説明する。

なんとも自由で経済的な提案だ!

 

ツアーは個人ってことで依頼してるよな?サービス料まけてほしいナ。(ドケチの発想)

知らないとか緊張するんですけど…一日ずっと一緒なのかな。(ネクラの発想)

 

 

はぁ、そうですか。と受容とも拒否ともとれない返事をして、車は走りだした。

ドライバーは昨日と同じ癒し系おじさんだ。

今日もかわいい。

 

 

人見知り能力を発揮して、じっと進行方向を見つめていると

隣に座っていた髪の長い女の子はおずおずと封筒を渡してくれた。

チベットの絶景ポストカードセットだ。

 

 

 

プレゼントを用意してたってことは、この子はわたしと会うのを知ってたってことだ。

そのうえで”歓迎”してくれている。

ツアー客のすることとは思えない。

 

ガイドKは「彼女も中国人だ」と言う。

へぇ? どういうことなの??

 

 

 

よくわからないまま、寿司ペン(中国製)をお返しとして渡す。

スゲーいい人に会った時用に寿司のボールペンを用意している。

かさばらないし実用的だから旅行にはいつも数本持ち歩いている。

 

寿司ボールペン

こういうやつ

 

女の子は人の気も知らず車内にかかるラジオとともに歌っている。

歌も上手いんかい。



 

 

 

 

ラサ観光1:ポタラ宮

 

ラサはそんなに広くない。本気で観光しても二日あれば十分じゃないかな?

(確信はないので十分調べてください。)

 

ヤムドク湖は行けなくなったけど、気を取り直して!

どメインのスポット、ポタラ宮へ。

チベットは聞いたことある、っていう人だったら興味がなくても知ってる人が多いはず。

 

(( ポタラ宮とは ))

 チベット仏教・政権の中心的存在。世界的にデカい。

 歴代のダライラマが住んできたところ。

 非常にありがたい場所なので、多くの巡礼者が訪れる。

 

 

 

 

 

謎の美女がポタラ宮をバックに写真を撮ってくれるという。

わたしも撮ってあげよう、というと「彼女はいつも来てるからいいよ」とK。

 

地元民がなんでツアーに参加してるの?

 

モヤモヤを抱えながらも目の前はポタラ宮だ!

 

ポタラ宮を見上げる

 

 

白い!

 

大きい!

 

以上。

 

ポタラ宮とかよく知らないけどチベットの下調べをしてたら一番にでてくるから大事な場所なんだろうなー、という勿体なき旅行者。

 

広場には観光客がいっぱいだ。だいたいが中国人で、たまに欧米系の人も見える。

入場ゲートへは、長い列に並ぶ。

 

女の子がスマホに中国語を吹き込んでいる。

翻訳をしているようだ。

画面をこちらに向けてくる。

 

私は美しい戦闘員が好きです。

 

エ そうなん???

てか急に何言い出すんだこの人

 

大急ぎでぐるぐるいろんな可能性を考えた結果

「せ、セーラームーンとか?」

 

コクコク。(めっちゃ笑顔)

当たったー!!

 

初対面の一言目がセーラームーンは革新的だな。

 

相当セーラームーンが好きなんだな。

この子を便宜上セーラームーンのSちゃんと表記しよう。

 

ぽつぽつと話し始めたけど、どうやら英語は話せないみたい。

中国語と日本語をスマホ経由でやり取りする。

わたしは電波がつながらない。(レンタルWi-Fiを利用してました。)

結果、Sちゃんが一方的に話してくれる形に。

 

 

紙を持ったガイドKと係員がしきりに何か言い合っている。

15分くらい言い合ったのち、Sちゃんに連れられてゲートを通る。

 

わたしの到着が遅れ、入場日がずれ込んだのでガイドの進入が許されなかった。

と、後からSちゃんが教えてくれた。

 

これはちょっと妙な話だ。

チベット自治区では外国人旅行者がガイドなしで歩き回ることは禁止されている

つまり監視が必要ということ。

おそらくSちゃんがガイド代行ということになったのだろう。

 

 

入口では手荷物検査と身体検査がある。

ポタラ宮では、

  • 飲食物
  • 化粧品

の持ち込みが禁止されていた。

また

  • 過度な露出
  • ビーサン

も控えるべき、とのこと。

 

 

 

夢のようなポタラ宮ツアー詳細は次回に続く。

 

 

 

おやすみなさい。

 

 ↓ ここに つづくよ ↓

 

www.tibetyou.com

 

Googleアナリティクスを使うならプライバシーポリシーを明記する!(自戒)

 

朝起きてニュースをざっと見ていると

兵庫県警がやらかしたようだ。

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アーラマァなんて調子で見てると

 

どうやら

「Googleアナリティクスを使ってて、それを閲覧してる人に言ってなかった」

ということが問題になってる。

 

 ↓ 詳しくはこういうことです ↓

togetter.com

 

 

 

Googleアナリティクスの盲点

ん?ちょと待てコレってなにがいけないの?

自分もアナリティクス登録したけど??

 

 

 

((規約とか読み飛ばしてた!))

 

頭の中で「ダーターファブラ」と言ってくる夏目漱石を振り払ってあわててページを作ったよ。

「なぜおまえは笑うのか?名前を替えれば、この話はおまえのことを語っているのに

引用:De te fabula. 自分の話と受け止めよ

 

 

 

 プライバシーポリシーを載せよう

「えっ、こんなことまで分かるんか…」

 

昨日Googleアナリティクスを見ててひとりつぶやいたばっかりだ。

どんな人がどこでどんな方法でどのページに動いているか、スゲーわかりそうだ。

(筆者にはまだちょっとむずかしいみたい。)

情報がどのように使われるか、読んでくれる人にきちんと伝えよう。

 

ページはコピペして作るだけなので、5分でできるよ。

アドレスと日付の変更し忘れに注意。

 

ちなみに、ページを作っただけでアクセスする方法がなければ意味がないので

サイドバーとかフッターにリンクを貼ることになるでしょう。

 

 

 ↓ ここがとても参考になったよ ↓

www.okuni.me

 

 

 

 

 

Googleアドセンス申請に必要なもの

Webページとしての安全性とかが問われるらしい。

アクセス数は関係ないと豪語するひともいるね。

 

アドセンスの面でもプライバシーポリシーの記載は必須!

そのへんきっちりしてます、ということが大事!

(今日知った!)

 

ついでにお問い合わせフォームの存在もメモメモ。

Googleアドセンスに登録するならお問い合わせフォームも必要とのこと。

 

 

 

 ↓ お問い合わせフォームの参考になるやつ ↓

www.tssb26.com

 

こうやっていろんなとこからちまちま情報を拾い集めているので

今回のように重大な見落としがあったりする。

 

さらっていこ~

裏とっていこ~

 

今の時点でわかってるのは

  • 独自ドメイン
  • 10記事以上
  • お問い合わせフォーム
  • ヤラシーダメネ
  • プライバシーポリシー NEW!

くらい。

まだまだいろいろ手間のかけがいがありそうだ。

 

 ↓ ここがくわしい ↓

takuetsu.jp

 

 

今日は早く終わったし早く寝るかー。

おやすみなさい。

ネパール人「日本人って英語下手やんな」

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「中国人?」

「日本人です」

「日本人英語下手やのにあんた英語しゃべれるんやね」

 

 

ネパール旅行中、この会話はテンプレートかっていうくらい繰り返し言われた。

ネパールで「お金」の次に多かった話題が「英語」。

 

単なる固定観念じゃない。

話し手は外国人接客のプロだ。

わたしたちはよーく見られている。

 

いくつか実例を挙げてみよう。

 

 

英語下手やね1:ポカラの商人

とくにポカラという観光地では外国人の扱いに慣れた人がいて、

ある人は歩き方とファッションだけで「日本人でしょ」と声を掛けてきた。

「アレェ?日本人なのに英語話せるね?」

 

この人はカシミールから来て布屋を開いている。

「日本語の看板書いてほしくて。とりあえず上がって上がって!」

悪い人じゃなさそうだし、頼み事は断らない主義だ。

 

「まぁお茶でもどーぞ。…ハーァ。」

あれ?一息ついちゃったよ。

看板は?てか客前でなんでそんなリラックスできるんだ。

 

「いいストールしてるね。ちょっといい?」

ダイエーで買った安物だけど、エキゾチックな柄のもの。

なにすんのかな、と思ったら

おもむろに端っこのねじねじを観察し始めた。

そして ミ゛ッ

 

エッッ 毟るんや??

さっきの質問は毟ることへの許可を求めてたんや!?

 

 

無表情で驚いてたら ボゥッ

 

もう驚かない。あ、燃やしたな、と認知した。

「あんまりいい素材じゃないね。」

ご名答!!

 

あんまり無邪気なので楽しくなってきた。

しばらく中国人がどうとか中国語講座開いたりとかして30分くらい話した。

明日家にお母さんの手料理食べにおいでよ!と言われて話を戻す。

 

「それで、看板は?」

 

「看板?あー、今紙ないから書けないんだ。

 

エッッッ なんで呼んだん!?!?!

 

 

果てしない宇宙がまた広がるような、途方もない疑問を抱えて、そのままホテルに戻った。

一体なんだったのか。

 

 

英語下手やね2:スワヤンブの料理人

丘のふもとの小さな売店で晩御飯(ポテチ)を買いに行ったら、人が集まってきた。

「中国から来たの?」

いや日本から。

 

「日本!この人の知り合いに日本人いるよ!」

そうなんですかー。ところで辛くないポテチある?

 

「コレおすすめ!ねぇ、質問なんだけど日本人ってなんで英語しゃべれないの?

 原爆落とされたから??

いや、ポリシーでしゃべらないんじゃなくて、ふつうにしゃべれないだけですよ。

教育が悪いんじゃないかな…。

 

まあいいから話そうよ、と言ってこの人も30分くらいお話ししてくれた。

モンゴル系の人で、四か国語くらいのことばを教えてくれた。

ネパールにはいろんな人種のひとが住んでるから、ことばもたくさんある。

 

 

英語下手やね3:ゲストハウスのスタッフ

インド出身のスタッフと多国籍なメンバーで飲んでたら

「ところで日本の英語教育ってどうなってるの?」

と聞かれた。

 

文法とか机上がメインでほとんど話さなかった、英語話せる友達も(国内の友達も)いないと答えると

「えっ逆になんで話せるの???」

 

わたしはようやくここで確信した。

日本=英語下手なんだと。(遅い)

 

 

ちなみにここのゲストハウスはキャラが濃い。

かわいい犬もいっぱいいるし若者の交流場みたいで活気がある。

いちから自分達で作ってて、こだわりがすごい。

www.booking.com

 

 

ネパール人の英語力はどうなのよ

さんざん言われて

もっと英語話せるようになろうとか、日本に帰ったら英語教育の職にでも就こうかとか思いながら

引っかかっていることがある。

 

ネパール英語もたいがいやで?

ネパール料理

 

 

たしかに流暢度の水準は日本より高くてスゲー話しかけてくる。

アジアンテイストな顔立ちのおっさんとかも普通に英語を話すので不思議な感覚になる。

母語はネパール語だから、外国語として話してるので、すごいと思う。

でもクセがすごいの。

 

インド英語、ヒングリッシュと同じだと思う。

 

たとえば

  • ask→aks というふうに sとkがなぜかひっくり返ったり
  • school→ischool というふうに sの前になぜかiが入ったり
  • park→parrk というふうに rの発音がなぜかスゲー強かったり

 

下手だと言ってくるのも、自分の英語を気にしているからのこと。

やったろやないか精神が刺激されたので、やったりますわ。

若い子たちには英語話せた方が得ですよ、とお伝えしたい。

 

 

 

 

 

 

英語のおもしろ動画でも見てから、おやすみなさい。

自力本願寺をweb上に建設する(構想中)

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これからはネットの時代、と言われて何年くらいが経ったかな。

わたしたちの生活に確実に入り込み続けている。

あんまり馴染むものだから、気付けばただ”利用”しているだけ。

 

もっと知ってこ~!

活用してこ~!

 

ということでITっていうの??よくわらないけど、ぼちぼち勉強することにした。

 

手始めにProgateというサイトに習ってみた。

とても分かりやすいし、解説と実践のバランスがよいのでたのしい。

初級は無料なので気軽に始められる。

チベットにまた一歩近づいた。

 

 

 ↓ いろんな言語が初級から学べるよ ↓

prog-8.com

 

ん?チベット関係ない??

 

大アリなんですコレが。

 

現在チベット人は中国の規制や難民生活に苦悩して世界中に流れていってる。

チベットの中心地である中国・ラサや、政権のおかれるインド・ダラムサラに暮らす人以外にも多くのチベット人がいる。

彼らは世界中の同胞とネットを通じて繋がることができる。

 

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引用:Dalai Lama turns to iPhone to spread app-iness

 

また、中国の言論規制はとても厳しいものだ。

友人との会話ですら、政治についての話題になると彼らは言葉を奪われてしまう。

中国の規制はインターネットも例外じゃない。

だからこそ、中国を出たチベット人が世界中に自分たちの声を届け、支援を求める手段としてインターネットが大事になってくる。

 

 

 ダライラマ法王事務所HPをはじめとして、多くの僧院がホームページを運用している。

 ダライ・ラマ14世もTweetするありがたい時代。

 

ざっと見てみたかんじ、日本語の情報はまだまだ足りない。

カワチェンはとても豊富なコンテンツがある。

自分もチベットの情報を伝える形で寄与できたら、なんて素敵なことだろう、と思う。

 

だから、初級HTMLから始めるよ~。

 

この記事はみんなの影響の可能性を探るために作られた他力本願的なものだった。

 

一通りの経験をしたら、自分が自分が伝えたいものを、求められる前にきっちり形にして、世の中に存在させておきたい。

 

 

あらゆる話題にチベットを結び付けられるようになったらいいな。

でも、チベットに向かって生きているわたしにとっては、わりと自然に結びついていくものなんだ。

 

 

 

 

てか留学するならそろそろ英語、やっとかないと!

というわけで、 Good night.