チベットについて今できることってなに?4つの支援団体による提案
現状を受けて思うこと
中国がチベットに侵入してきたことは ↓ 前回 ↓ 触れたとおり。
チベットは中国に組み込まれてからというもの、文化を否定され、寺を壊され、抵抗する者は容赦なく処刑された。
とりわけ文化大革命(1966~1976)の頃に破壊された寺は数知れず。
美しい仏画が施された壁は無遠慮にえぐられており、今も寺の一部として残っている。
非暴力を絶対としているチベットでは、せめてもの意思表示として、僧侶が焼身自殺をしている。このショッキングな映像はご存じの方も多いのではないか。
チベット問題が始まってからもう70年(‼)が経とうとしている。
つい最近知ったわたしには衝撃の問題だけど、チベットの人たちはもう、独立していた頃を懐かしむのが難しいほどに遠い過去になりつつある。
言い換えれば 日本が戦争を知らないのとおなじ年月、チベットは自由を知らない。
大半の人が、生まれたころから統治時代を経験しているのだ。
いまさら、いち外国人になにができるというのか?
解決に向けては、なにもできない。
しかし問題に関わるというのは、なにも問題を解決することだけじゃない。
「テーマを理解し、自分の意見を持つこと」が、同時代に生きる者ができることだ。
理想と現実は直視したい
チベットに惚れこんでしまったわたしは、帰国後すぐに仕事を辞めてチベットに関連した有意義な生き方を探すことにした。
…で?なにすればいいの??
まずは現状を知ろうと思って本を読んだり、チベット語を勉強してみたり。
なにも進展のないまま、なんやかんやで2か月後、再度チベットを訪れた。
そこで日本と関わりのあるチベット人のガイドに
・旅行会社
・研究者
の名高い日本人を紹介してもらった。
(このガイドはかなり印象深い人なので、また別の機会に詳しく話したい。)
旅行会社は現地に来れるし、いろいろ勉強できるし、とても魅力的だけど、
接客業に疲れていたわたしはどうも気のりしなかった。
それでも一応連絡をとってみたら、お返事がなかったので杞憂だった。
研究者のほうは、自分の気質に合っているようにも思うが、
時間とお金をかけて苦心して論文をかくことが、わたしが本当にやりたいことなのか?
わたしの論文はチベットに影響を与えるのか?
どうも違うようだ。
(チベットの研究には全然詳しくないが、そんなわたしでも尊敬する先生がいらっしゃる。もうちょっと知識がついたら紹介しよう。)
うんともすんともいかないので、実際行ってみた方が早いんじゃない?と思い、
とりあえず来週ネパールに行ってヒントを探すことにした。
チベットについて誰にでもできること
さて、ここでは「チベットについてわたしも何かしたいけど、自分の生活で手いっぱい」という人が、気軽に関われる方法をみてみよう。
以下、各サイトにて提示されている支援の方法を挙げる。
ーーーーチベットハウスーーーーー
・チベットの話題を広める
・募金
・ニュースや文書の 和訳と英訳
ーーーStudents for a Free Tibetーーー
・模索中。それぞれの立場でできることを一緒に探していく。
・会費納めと運営への参加
・この団体の各国間の情報交換のための 和訳と英訳
ーーーーamanamanaーーーー
・トレードサポート
現地で作られたものを買って、子供たちの教育や生活を支援できる
ーーーTibetan Children's Projectーーー
・里子への経済的支援(月10,000円)
・寄付
・物資支援
物を送るのにお金がかかるから、物よりお金のほうがいいらしい。
(カメラ・ビデオは例外)
ざっと調べるとこんなかんじ。
やっぱりお金が一番効率がいいもよう。
次に英語翻訳。
日本ではまだまだチベットの情報が足りないので、ことばの壁を壊すことが必要みたい。
チベットに関して深く知りたいとなると、チベット語、中国語、英語、ヒンディー語、ネパール語が関係してきてる。
チベット問題は世界中で語られているため、知れば知るほどいろんなことに結びつく。
ことばがすきなひとには面白いかもしれない。
二日も続けて記事更新できたからよく眠れそうだ。
では、おやすみなさい。