慈チベット愛

チベットが好きすぎるけどチベットを知らなすぎる

チベット語しかやりたくない人が一年間で何を為したのか2020

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インドに来て二度目の冬。今年は去年より寒くなくて、今年は去年より静か。

今年はだれにとっても特別な一年になっただろう。

私にとっては瞑想のように本質的で、課題志向的で、穏やかな年になった。

 

 

 

ブログを始めたころから振り返ると

 

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富士山で目標実現に対する自己否定を乗り越え、

チベットで自分の中にあった”なにか”が現実世界と結びつき、

ネパールでその結びつきへの接近方法を検討し、

インドでチベット語の世界に飛び込んだ、という流れ。

 

(過去記事は恥ずかしすぎて見たくもない。。。過去を恥じるのは成長した証。。。)

 

 

インドに来てからはチベット語をするか御飯をたべるかぐうたらするか、といった毎日。今年は特に尼僧院にこもりっきりで、外と持つ関係が最低限になった。

それでも出会う人とか、それでも起こる事へ焦点が合いやすくなった。

いろんなものの有難さや無意味さや普遍性を感じるようになった。

 

そんな簡素な生活は魅力的だけど、いつまで続くかわからない。

この経験を次につなげるために、受けたご恩をほかに還元するために、できることをしてきた。

 さて、ニートと学生のいいとこどりの生活をしてきた私に何ができたというのか?

 

 

 

 

やったこと1 動画づくり

YouTubeにてチベット語の紹介動画をつくった。今思い返すと自身が学び始めて一年も経ってないのに、よく公開したなと思う。いろんな意味で。

 


チベット語で話そう(1)あいさつ

 

 

文字の解説に取り掛かったまま終えられていないのは、

 

・素人知識でみんなに自信をもって教えられる範囲に限界があること

感染症の影響でチベット人のひとたちに音声をお願いしにくくなったこと

・反響が少なくてがんばり甲斐がないと思ったこと

 

といった理由がある。

”がんばる”ものと捉えている時点で、長続きするものではない。編集を協力してくれる人が見つかれば3150!

とはいえ、文字の解説だけは尻切れなので基字だけでも終わらせる。

 

 

 

やったこと2 チベット人講師紹介サイト

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感染症の影響でインドで立ち往生した上に仕事がなくなって困っていたチベットの友人のために”ゾムサ”というウェブサイトを作った。

自分のいる学校で授業が行われない時点で作成を考えていたので、やりたいこととやるべきことが合致して楽しく作れた。

現在は最初の講師が抜けてひと段落しているけど、たぶんこれからも忘れたころに必要としてくれる人が現れそうなので、大切においておく。

※インドのネットビジネスにはよくわからない規制があるらしいので、ひっそりこっそり営んでいく。

 

このサイトを通してチベット語のプロの方々が連絡をくださって、当初の目的とは違った意義深い結果を得られた。

同時に素人の人からは全く連絡が来なかったので、全く知らないか超知ってるかの二極的な分布が明らかになった。この解離を埋めたいというのはずっと勝手に持っている問題意識のひとつ。

 

 

 

 

やったこと3 チベット語学習情報サイト

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なぜチベット語を知らない人が多いのか。勉強のために情報を収集しながら分かってきた。

日本語で利用できるチベット語関係の資料が少ないうえに、それを見つけるのが容易でない。いろんな人がいろんな言語で発信してくれてるのに、必要な人がそれを見逃している。

 

これまでインドで見てきた感じだと、チベット語ができる人はインテリが多い。チベット語ができる人は英語や中国語ができる人が多い。逆にいえばそのくらいの探求力や語学力がないと難しいみたい。

チベットに関心のある人たちの無邪気な興味は行き場なく消滅していってる。そんなのもったいなすぎる。

 

ここに私のできることと解決したい問題が合致した。

手始めに今まで私が勉強する過程で得た情報を誰もが見られるような形にして公開した。これが”ジョンラ”というサイト。

 

これは作っている過程で再度情報源を確認するから新しい発見もあったし、普通に自分が必要なページにアクセスしやすくなった。

しかもみんなのために、という名目でいろんな人からいい情報が集まる!(予定。。笑)

 

 

 

 

これからやりたいこと

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まずはとにかくチベット語を満足に操れるようになること。そのためにはひとに心を開いてたくさん喋ることが必要!

つぎに感覚的に修めた知識の理屈を学ぶこと。そのためには英語も必要!

それで最後にお仕事としてチベット語を教えること。そのためには多面的な視点をもって授業を受けることも必要!

 

 

 

レールから完全に脱線してひとり突っ走って、ときどきふと不安になってしまうこともあるけれど

今の自分の未熟な授業に付き合ってくださる方々、冬季休暇中に安価で全力で教えてくださるワンモ先生、ささやかな私の活動に嬉しいお言葉をくださる方々、たくさんのひとたちに支えられています。ありがてぇ~。

 (ワンモ先生のオンライン授業はゾムサから申し込めるぞ!)

 

 

 

できることがあって、やりたいことに繋げられて、そのための時間があるなんて、本当に恵まれてる。

この恩恵を受けているうちに昇華すべく、毎日少しずつ一歩ずつ、やっていく。

 

 

 

明日の一歩のために、おやすみなさい。

引きこもりがスマホ買ったらチベットで夢を見つけた話

古いガラケーを見つけた。

電源を付けてみたら、一年も充電してなかったのに普通に起動したから焦って切った。

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なぜか縁に漆を塗っている

ガラケー(かんたんケータイ)を死守していたわたし(平成生まれ)はちょうど一年前にスマホに変えた。

そこから起こった人生の変化について話そう。

 

 

 

 

スマホを持っていなかった理由

通信料が高い

少し前までは格安SIMが普及しておらず、高くて当たり前っていう雰囲気だった。

スマホを使ってる人は誇らしげに「今月6千円だわー」とか言ってるから、そういうもんだと思ってた。

 

 

本体が高い

よく見かけるのはiPhoneの広告。平気で数万円するから、みんなお金持ちだなぁと思っていた。

今は格安スマホを探すと一万円くらいで手に入る。

iPhoneとandroidの違いなんか当然知らなかった。

appleがスマホでandroidなんだろうと思っていた。

 

 

必要がない

友達いないもん、べつに通信の方法にこだわる必要ないでしょ。

ガラケーでもラインできるし。

ライン聞かれないし。(泣いてない)

あとガラケーは全然壊れない。

壊れたらスマホにしようと思ってたけど、落としても踏んでも全然壊れない。

10年くらいひとつのガラケーを使ってたけど、最後の数年は壊れないかなってちょっと思った。

 

 

はずい

あいたたた。

自意識過剰、これに尽きる。

平たい板をぴっぴっとなぞるのがスゲー恥ずかしかった。

うわぁ、スマホ使ってる!って思われるのが嫌だった。

 

そうやってスマホを拒んでいるうちに、世間はあっという間にスマホ優勢となり

うわぁ、ガラケー使ってる!と思われているとも気付かずに…。

 

 

 

 

 

スマホを買ったきっかけ

ロシア

情報不足

友人とふたりで初めての海外旅行に行ったときのこと。

ずっと家にこもっていたのだが、別の学校に通う友人が卒業旅行に誘ってくれた。

わたしは行き当たりばったりの性格だったのだが、友人は全てを調べあげており

しかもしらべた情報を海外にまで持ってきていたのだ。

 

ガラケー原人からすれば、文明のありがたみを初めてそこで目の当たりにしたのだ。

全て友人に任せっきりであったため、大きな無力感が残った。

自分で、調べよう…

こうして自立の心は芽生えた。

 

 

コミュニケーション欲求

旅先で新しい友達ができた。

なんだか仲良くなれそう。

ラインも交換したし、いつでも連絡したくなるハズ…

 

ガラケーでもラインはできるけど、超めんどくさいWi-Fiに繋がらないから通信費がすごいことになるのだ。

 

よっしスマホ買お!

新年度ということもあり、けっこうあっけなく買い替えを決めた。

 

 

 

スマホに変えたら、次々と新しいことが起きた

いろんな人と連絡するようになった

スマホにしたよ!というきっかけから身近な人との連絡が気軽にとれるようになった。

いろんなアプリを手当たり次第にダウンロードして、海外の人とも話すようになった。

なんだ、人と繋がるのって、意外と簡単なんだな。

今まで閉じていた心が、徐々に開いてきた。

 

 

遠出するようになった

わたしは方向音痴で、段取りがわるい。

スマホを持っていれば地図を見せて人に聞けばいいし、わからないことはその場で検索できる。

今までは「わからないからこわい、行かない。」という理由で外に出ていなかったのだが、もう行けない理由が見つからない。

広島 三段峡

なんだ、情報さえあれば、意外とどこでも行けるんだな。

次はどこに行こう、と行き先を探すようになった。

 

 

富士山に登った富士山

旅先で仲良くなった友達に勧められ、トレッキングをしてみた。

なかなかいいじゃないか。

近くの山に登ってみた。

どうせなら、一番高いところの景色をみてみよう。

親に「無理でしょ」と言われた。

やってやろうじゃないか、と思う。

富士山までの行き方が不安だけど、スマホとお金があればなんとかなることは分かっている。

そのままの勢いでひとり富士山に登り、日の出を拝む。

富士山

いや、本物はちゃんと美しかったんだ…

なんだ、人の言うことって、わりとアテにならないもんだな。

目標と方法を間違わなければ自分でも何かを達成できると実感した。

 

 

チベットに行った

富士山は準備運動。

チベットにはずっと前からなぜか行きたかった。

でも標高が高いからこわい。

じゃあ日本一高い場所で大丈夫なら行けるでしょ!

という流れで、富士山でもばっちり高山病になったけど、勢いは止まらずチベットに飛んだ。

なんだ、ねがいごとって、本気になれば実現できることもあるんだな。

チベットが大好きになって、チベットのことをもっと知りたい、と思った。

 

夢になるものを見つけた

これまでの体験で、自分の道は自分で切り開くことができると感じたわたしは、チベットを道の目的地にすることを決めた。

たくさんの人と出会い、いろんな考えがあることも知った。

夢というにはまだうすぼんやりとした、望みを持つことで

世界の見え方は一変した。

 

チベット

 

これまでは「夢?無意味でしょそんなもん」とか冷めた心を持っていたのだが、

今は夢を持つ全ての人を応援してるし、

世界中の人がいい一日を迎えられることを心から祈るようになった。

 

 

 

この浮ついたきもちが本物になるかどうか、人生をかけて確かめていきたい。

 

いい夢みろよ。おやすみなさい。

 

 

 

 

  ↓ チベット旅行記 ↓

www.tibetyou.com

 

人種見知りでカトマンズのフリーウォーキングツアーを離脱したよ

 

人を見かけで判断しちゃいけない。

ずっとそう言い聞かせてきた。

でも、判断しちゃうんだ。

だって人間だもん。

 

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引用:Life of Buddha Thangka Painting - Masterpiece

 

 

 

 

 

カトマンズにはフリーウォーキングツアーというものが行われている。

 

 

スワヤンブの宿で「チベット仏教についてなにかないかなーと思って探しにきた」と言うと、スタッフが是非参加して、と教えてくれた。

(このスタッフはなかなかのキャラクターだった。機会があればお話ししたい。)

 

 

このツアーをひとりで受け持っているシヴァは地元でかなり有名な人で、仏教や歴史の知識がすごいらしい

ぼんやりしてるけど、とにかくすごいらしいんだ。

 

 

 

 

 

フリーウォーキングツアーってなんぞ?

初めて聞きましたがどういうことですか?

 

 

その名の通り参加費は無料。

ツアーを終えて、感謝の気持ちがあれば、寄付の形でお金をお渡しする。

もちろん払わなくてもいい。はず。

 

寄付って難しいよなー。

まわりの手元を見て平均をとるために頭と目はフル稼働するだろうなー。

 

 

もともと会社に勤めていたけど、2015年の地震で全てをなくしたシヴァは

今できることは何か、と考えてこのツアーを思いついたらしい。

(英語の聴き取りが追い付かなかったから、ちょっと間違ってるかも。)

 

現在はほぼ毎日2回、ツアーが行われている。

スゲーなシヴァ。

 

 

 ↓ 詳しくはこのサイト ↓

www.himkalaadventure.com

 

 

 

 

カトマンズツアーってどこをまわるの?

カトマンズの中心地から、シヴァのオススメポイントを見ながら

2km先のスワヤンブの仏塔まで向かう。

 

シヴァが各所を回って、丁寧に話を聞かせてくれる。

 

他にもいろんなツアーがあるので要望があれば柔軟に応じてくれるだろう。

 

なんか情報少ないな??

さてはこいつ、参加してないな???

いや、参加は、したのだよ。

 

 

 

 

 

カトマンズツアーにはどうやって参加するの?

Facebookでシヴァにメッセージを送れば当日でも簡単にOKしてくれる。

 

わたしが参加したときは「花の庭園前で!」と言われたのだが、

誰の顔も知らないので

人が集まってキョロキョロしてるからコレかな…???

と疑いに疑いを重ねながら話し掛けた。

 

シヴァは正義感と人徳が体からにじみ出ていた。

ネパールで信用できるのは彼と僧侶くらいだ。

 

参加者は私以外みんな欧米人。

心なしか、いや確実に輪から一歩出てしまった。

「うわぁ、がいこくじんだ」

と、思っちゃう。

どうしても、引いちゃう。

ギブミーチョコレート感が隠し切れない。

(外大出身者のいうことじゃない)

 

 

 

この心理の善悪はさておき

英語をあまり理解できないこともあって(大問題)

こんな窮屈な思いするくらいなら、ひとりで歩こう!

と決めて、開始10分でシヴァに別れを告げた。

我ながら潔い決断であった。

 

 

この後

別のネパール人にお金をせびられてネパールがキライになるとはつゆも知らず…。

 

 

あと別れた後にばったりツアーに出くわして気まずくなるとも知らず…。

(これは予測できただろうに。)

 

 

 

おそらくは英語のコンプレックスからきてる。

実際に相手が英語が話せるかという問題じゃなくて

「英語がうまそう」って思うともうダメなんだ。

 

じぶんの不能を認めたくないのだ。

こんな気持ちは一刻も早く手放そう。

十分あたためたので、リリースしてやろう。

 

 

 

コンプレックスを乗り越えたころ、また参加したい。

今度はきっと、楽しめる。

さー英語、練習しよっと!!!

 

 

 

 

今日は睡眠学習。おやすみなさい

 

念願のチベット僧院で白目をむきつづける

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ネパールのカトマンズから西に2km進むと

”ヒマラヤ最古の寺院” スワヤンブナートに着く。

チベット仏教の聖地でもあり、多くのゴンパ(僧院)を訪れることができる。

 

仏塔の近く、小さな丘の上に3日ほど滞在していた。

3日目の朝、6時から一時間ほどプジャ(礼拝)があるというので参加させてもらう。

 

プジャはどのゴンパでも、朝夕一時間ずつ行われているようだ。

 

 

 

同じ宿の人も来ており、合わせて3人の観光客が同席した。

いまいち読経の間の作法がわからない。

ただ座っていればいい、ということではあるが…

 

 

5:50になってもお堂の中は”がらん”としており、誰もいない。

 

 

なになに、みんな寝坊~?

 

 

とか思ってたら(超失礼)、5:58頃一斉にお坊さんたちが入ってきた。

各人、入口で正面の仏像に向かって五体投地の礼をする。

 

 

 

あっという間に4,50名の僧侶が席に着いた。

左右対称の美しい配置である。

 

読経がはじまる。

 

 

信仰以外、なんにもない空間に僧侶の声が響く。

なんと唱えられているのか、これっぽっちもわからない。

それがまた神秘性を増している。

 

 

 

澄んだ場所に澄んだ声が幾重にもなってそれぞれが反響する。

立体的に低い声と太鼓が全方位から体を包む。

 

 

チベット仏教が、ほんとうにここに受け継がれていたんだなぁ。

 

実感として初めてそう思った。

だいじにだいじに、守り継がれてきたもの。

 

 

 

CDで聴くのとはわけがちがう。

共時的な事実として、立体的な体験として。

 

そう、朝早くに起きて

 

 

丘を下って…

 

 

 

 

ヤベー、うそだろ

 

 

 

 

 

ねっっっっっむううぅぅぅぅぅぅ

 

 

 

 

 

 

 

しばらくは感慨深げに聞き入っていたのだが、

生理的に眠い。

もうどうしたって眠い。

 

感動とかそういう問題じゃなくて、

世界はそれを睡魔と呼ぶんだぜ状態。

 

 

 

 

強靭な精神力で完全な睡眠は回避できた。

ただ、この私をもってしても外眼筋は制御できず

結果、白目で聴き入ることとなった。

 

最後の方はもうお経がいつ終わるのかしか考えていなかった。

 

 

とても反省している。

 

 

 

いやー、眠気ってどうやって制御するんでしょうね。

入試でも寝ちゃうくらいの居眠りマスターなのだ。

(試験の内容が難しすぎただけなのだ。)

 

 

読経を終えると、

お坊さんたちはこれまた流れるようにお堂を後にして、次の行いにはいる。

 

わたしも居眠りがバレていたのか気が気ではなくそそくさと俗世に出る。

 

 

 

 

いーい朝だぁ。。。

 

 

 

宿をチェックアウトして、次の場所を探す。

 

 

 

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目休め挿絵:http://zeroequalstwo.net/tsherin-sherpa-contemporizing-tibetan-tanka/ 

 

 

 

 

ところで

 

ポカラのチベット居留地・タシパルケルの僧院に行ったとき、

数珠を使った瞑想の方法を教えてもらった。

 

 

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…今日は絵に費やす時間がなかったんだ。

 

 

親指と人差し指で輪をつくり、右手を膝の上に置く。

(残り三指が曲がってたら直された。)

左手を胸元で固定し、玉を一つ繰るごとに「オンマニペメフム」と唱える。

数珠は108個からなり、てっぺんに大きな玉がある。

ここに到達すると、またひっくり返して反対方向に数えていく。

 

 

 

この日はお休みで、お経を読むお坊さんと太鼓を叩くお坊さん(まだ幼かった)の二人きりのところに参加させてもらった。

この人数だと、わたしもタンバリンとか鳴らしたほうがいいのかな、という気になる。

 

 

 

小さめのシンバルみたいなのでジャーンと鳴らすけど、実際聴くと全然安眠を妨げない。

 

 

さ、お経CD聴いて寝よ。

…もしかしてこれが習慣化してるから反射でねむくなるのか??

おやすみなさい。

 

 

 

 

 ↓ 冒頭はこの本を参照しました ↓

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わたしに旅ブログができなかった理由(いいわけ)

 

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およそ10日間のネパール放浪を終えて、日本でゆったりとしている。

ゆったりとしすぎて、気付けば2週間が過ぎてしまった。

 

旅行の間も毎日更新すると誓ったその日はもはや1か月も遡らなければならない。

こんなにも誠実な人間がなぜ誓いを守れなかったのか?

帰国初めとして、まずはその理由をみてみよう。

 

 

寝たい

知らない土地を歩く、揺られる、体力の限界。お察しします(主に年齢を)。

ネパールのタクシーもバスも嫌いだ。

タクシーは観光客と分かってぼったくるし、バスはどこに行くのか、どこで下りるのかさっぱりわからない。

 

じゃあ、もう歩こう。

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7kgの荷物を背負って何kmも歩いていたので、宿に着いたころには達成感と疲労感でいっぱいだ。 ブログ?明日書くからいいよ…。

 

これはわたしの気持ちにも問題がありそうな気もするが、

基礎体力をつけるとか、最短ルートを調べておくことで解消できそうだ。

準備が大事、旅の大原則!

 

 

不慮の問題にやる気をなくす

わたしだって最初は更新したのだ。

はてぶのメールで記事を送信する的な機能を使って、中継地点の中国から更新した。

はずだった。

それが前回の記事。

 

リンクはる

 

現在はお直しをしたのだが、この記事が全体見事に文字化けしてしまったのだ。

理由なんかもうどうだっていい。

あらかじめ用意してあった”いい方法”がダメになってしまったので、

ちょっとガッカリしちゃったのだ。 ブログ?あー明後日な。

 

これは完全に気持ちの問題なので…日頃から逆境に打ち勝つ鍛錬でもするかな。

 

 

 

その瞬間を大切にしたい

かっこいい響きがするからって正義とは限らない。

その時にしかない貴重な機会を逃すのはダメダメだけど、

未来の自分のためにも最低限のルーティンは維持しておきたい。

 

このブログ、毎日更新を目標にするには時間が掛かりすぎてる。

実現可能な目標を設定することも、時には大切っすね~。

 

 

 

 

明日の計画を立てたい

なかなか切実なやつが出ました。

全部計画通り行くことなんてないんだから、その日暮らしで行きましょうよ~。

自分の理性をそう説得するのは難しいことではなかった。

なにせ計画を立てるのはキライなのだ。

あと計画通り行かないっていうのも嘘じゃない。

一度ネパールの友人にだまされて村に1泊する予定が2泊する羽目になった。

 

でもこれも準備不足。

ある程度の大枠・選択肢は持っておくべきだ。

計画を立てるにはとにかく時間がかかる。

あんまり不得手なので、しまいに「もう行かなくていいか!」と言い始める。

対策は…慣れなのかなぁ…。

 

 

 

 

 

スマホの文字入力、めんどくさい

バックパックひとつで動きまわるため、生活必需品しか持たない。

当然パソコンなんて持たない。スマホでいけるでしょ。

 

さ、ブログ書くかぁ~…なんか、ちっさくてめんどくさいな。明日書こ。

 

これはうすうす予想はしてた現象。

だって、打ち間違えるし、長文だし。

 

こういう人は、キーボードがあっても億劫だと思うかもしれないなぁ。

 

わたしはいつも、旅行では文庫本サイズのノートを持ち歩いている。

で、移動や待機している時間に日記を書きつけていた。

ひと旅で一冊埋まってしまう。

 

メモはもちろん、筆談もできるし、絵や地図を描いたり、連絡先を交換できる。

あと普通に文庫本に見えるので、読んでると賢そうでいいじゃないですか??(?)

とにかく旅の必需品のひとつ。

 

セリア(120枚)かダイソー(144枚)のノートを愛用。

セリアでは見当たらないこともある。

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夢中で書き殴っていると割とヤバい姿になるので気を付けたい

 

まぁ最悪帰国してから書くことにするか。(もうおしまいだ)

 

 

 

というわけで、ひとまず再開できたことを祝して、おやすみなさい

 

成都発、成都着フライト。

大阪発 成都経由 カトマンズ行きに乗っていた。はず。

 

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今日中国の成都を出たが、到着予定時刻を一時間過ぎたあたりで、引き返すとのアナウンスがあり、恥ずかしながら帰ってまいりました。
随分気ままに空の散歩をした、優雅な一日だった。


通路挟んで隣が尼僧さんでラッキーだった。
時間も有り余っており、普段読めていなかった『チベット死者の書』を上空で黙々と読むという不思議体験となった。

 


成都は四川省なので、私の初級中国語が通じないことが多々ある。
方言の差異が大きいのだ。
地元の人には多少钱(これいくら)はもちろん通じず、六(ろく)すら通じなかった。
よく知ってるわけじゃないが、四川方言はズーズー弁ぽくて好きだ。


例えば
四十四は北京では スーシスー
ここでは スーススー


屋台のおばちゃんがお釣りを渡すときにスーススーというので面白くなって、ひとしきりおばさんとスーススー!スーススー!と言い合った。


ある程度年齢が上だと英語で10まで数えられない。

娘さん(おそらく十代)はばっちりだった。


以前出会った四川人は、若い人だったのだがキーボードに何を話したか打ってくれと頼んだらとても苦戦していた。
綴りに違いがあるのかも。

 


さて再び成都に送り返されたわけだが、
同じ便に日本人が6人乗っていた。
一人強力なコミュニケーション力を持ったお姉さんがおり、この小さな団体で動くことになった。


このお姉さんはネパール語が堪能で、ネパール人も3人同行することに。割と楽しいので、結果オーライだ。


ネパールの人は歓迎の圧力がすごい。


どこ行くの?案内するよ!
名前は?何日くらいいるの?


人見知りっていう概念がなさそう。
最初はナンパかお金目当てだろうと思っていたが、お姉さんに聞くとそうでもないらしい。

 


ホテルの晩御飯が提供され、ネパ日本グループで中華料理を囲む。
なんじゃこりゃ。わたしはネパールに一人旅に来たつもりだったんだが。
面白いことがあるもんだ。

 


乗り換えのために用意された部屋は5つ星の豪華な部屋で、部屋を開けたらバスタオル一枚の美女が。
バスタオルは完全な事故だが、相部屋は仕方ないとのこと。
ネパールでもゲストハウスだし、練習ということで。

 


明日はカトマンズに行けるはず。
おやすみなさい

 

 

   ↓ ここに つづくよ ↓ 

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ネパールに行く。きっかけが3つもあれば十分だ。

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急にネパールに行くことになった

まあ行こうと思ったのも、航空券とったのも自分なんだけど…

 

というわけで、明日から旅に出るのでしばらくチベット旅行記はお休みにする。

なんとかして一日一記事は投稿を維持したい。(よくわからない義務感)

 

中国国際航空を利用して、往復50,000円ほど。

目的は今後のヒントを探すこと。

仕事ほど真面目なわけでもなく、遊びほど気楽でもなく、なんとも煮え切らない動機。

チャンスを逃したくない、と思うあまり空回りしかけている感がある。

じっくりネパールを楽しみたいところ。

 

なぜネパールなのか

ネパールには何の思い入れもない。

ネパールと聞いても何も感じない。

それでもネパールに行っとこう、と思ってしまった理由は以下の3つ。

 

1.友人が何度でもチベットをネパールと言い間違える

2.出家かネパール留学の二択を差し出された

3.チベットの知人がネパール留学していた

 

そろそろネパールという言葉に酔ってきたが、めげずに以下詳細。

 

 

1.何度訂正してもチベットをネパールと言い間違える人がいた

カナダはトロントにはチャット友達のAがいる。

二度目のチベット旅行の前に出会ったのだが、

 

「いつネパール行くの?」

「ネパールじゃなくてわたしが行くのはチベットなんだよね」

 

「ネパールってどんなかんじ?」

「わたしがいるのチベットなんだよね」

 

何度もこういう無駄なやりとりがあって、なんでネパールと間違えるんだろう?と不思議に思っていた。

ネパールについて、これっぽっちも知らなかったから。

 

2.「ダラムサラ出家かネパール留学」の二択を差し出された

「チベットに留学できないかなあ」と言っていたらチベットを知る方に提案してもらった二択。

あまりにも二者択一。

ダラムサラとはチベット亡命政府のあるところ。

インドにあって、ダライラマ法王も拠点はそちらである。

実際、出家も興味があるが、門をくぐる前にチベット語ができないとだめだ。

なのでネパール留学したい、留学する前にネパール見ておきたいという流れ。

 

ただ留学といっても、言葉が心配だ。

ネパールは公用語が英語とネパール語。

英語でチベット語を教えられても吸収できる自信がない。

とりあえずネパール行こ。

 

3.チベットの知人でネパール留学している確率が高かった

既出のガイドGさんは医者を辞めてからインドとネパールに仏教を勉強しに行った。

二度目のチベット旅行でであったタンカ(仏画)画家はネパールで絵を学んだ。

どうやら中国国内よりネパールの方がチベット教育が盛んなようだ。

今やチベットではチベット語教室が取り締められている。

 このままではチベット自治区のチベットは風化していく一方だ。

わたしたちにはできることが少ないうえに、時間も、もうない。

 

 

 

ネパールのチベットとは?

ネパールでは、チベットから文字通り命がけでヒマラヤを超えてきた人々がチベット文化を広げている。

家族連れで亡命し、大人だけが連行されて残された孤児は多いという。

カトマンズ・ポカラが特に大きなチベット文化地区らしい。

 

 

 

 

 

ネパールのインターネット事情

調べてみると、ネパールについて以下のことがわかった。

 

1.SIMが無料で配られている

2.地元の人はWi-Fiを利用している

 

1.SIMが無料で配られている

SIM自体は無料。すぐにデータがなくなるので、チャージする必要がある。

どうも無料と銘打ってない店のほうが割安なような気がする。

 

2.地元の人はWi-Fiを利用している

日本よりもWi-Fiの設備が豊富らしい。

でも低速だし不安定。

せっかちの人はSIMを買ったほうがよさそう。

 

できるだけ現地の人と同じ生活をしたいけど、いざというときに持っておきたい…。

とりあえずSIMを買っておいてWi-Fiを利用することにしよう。

 

 

 

それでは今日は、このへんで。おやすみなさい

 

 

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